こんにちは
でこぽんです。
大手都銀で預金者から口座維持管理手数料を
取るような取らないような
そんなよからぬ検討がされています。
そんなよからぬ検討をされる
銀行事情の背景を考えてみました。
マイナス金利政策の影響
日本では日銀の黒田総裁のサプライズ政策で
マイナス金利が導入されています。
マイナス金利とは
マイナス金利の内容を簡単に説明します。
都市銀行や地方銀行は日本銀行に口座を持っており
ここにお金を預けたり借りたりしています。
このお金を預ける際にマイナス金利(-0.1%)
が取られるのです。
こうなったら普通に考えたら
日本銀行にお金を預けませんよね。
次に銀行はどんな手をうつか
銀行の儲けの柱は利子です。
1、日本銀行に預ける利子
2、企業にお金を貸しだす利子
3、庶民にお金を貸し出す利子
1はマイナス金利で完全に断たれました。
じゃあどうするか
2の企業にお金を貸し出して儲けようとします。
これが日銀の狙いです。
そしてお金を巡らせる事で
日本経済を好景気に持っていこうとしています。
3の影響で我々の住宅ローンは史上最低と言われる
超低金利で借りれています。
1%以下で住宅ローンを借りれている人も
珍しくはありません。
スポンサーリンク
儲かる業界は?
上記のマイナス金利の影響で儲かるのは
・不動産業界
・観光業界
が考えられます。
金利が下がる事により
借り手としては金利負担が下がるので
念願のマイホーム購入の後押しになるでしょう。
しかし、日本は人口減少局面に入っているので
全体として住宅着工は減っているので
マイナス金利以外の施策も必要でしょう。
観光業界が儲かる理由は
マイナス金利の影響で
世界の投資家目線で考えると
金利が付かない日本円に魅力が無くなります。
その結果
円安になり(例、1ドルを両替:100円 → 120円)
観光者としては、
100ドル小遣い持ってきて
10000円に両替してたのが
12000円に両替出来るようになります。
沢山の日本円を得る事が出来るので
日本に遊びに来やすくなりますよね。
銀行の口座維持管理手数料
今現在、銀行に口座を持っていても
口座維持管理手数料は取られません。
しかし、大手都銀は口座維持管理手数料
の導入を検討しています。
仮に100円/月取られたとすると
年間1200円かかります。
それを銀行の金利で取り返そうとすると
今の金利が 0.002% くらいなので
6000万の貯金が必要ですね。
タンス預金にしましょ
本当に口座維持管理手数料が取られるようになったら
庶民はタンス預金に走るでしょうね。
何だか日本経済はさらに悪くなるような。。。
タンス預金に走れば銀行の破綻なんかも。。。
楽しい話が出てこないですね
銀行へのアプローチはこの記事も参考にして下さい。
まとめ
日本政府は景気がいいなんて経済指標を出しますが
我々庶民としては何も実感できるところがありません。
確かに企業は儲かっているようですが
日本政府の政策に振り回されないように
内部留保
と言って
万が一の時の為にお金を貯めこみ
従業員にはお金は落ちてきません。
そこに銀行の口座維持管理手数料なんて取られたら。。。
皆さん
自分のお金は自分で守って下さい。
ファイナンスリテラシーを磨き
自己防衛をして下さい。
例えばこんなテクニックもあります。
今後もファイナンスリテラシー関連は発信していきます。
おわり
この記事はいかがでしたか