こんにちは
でこぽんです。
プロ野球の世界も世知辛いもので
大物選手のFAの裏には人的補償があります。
人的保証で移籍する選手は複雑に気分で
切ない気持ちになるのでしょうね。
今回はこの人的補償についてお勉強しましょう。
こんな方におすすめ
- FAと人的補償がよく分かっていない人
- 過去の取引から得したチームを知りたい人
FAと人的補償について
毎年シーズンオフになるとFA権を取得した選手が
「他球団の評価を聞いてみたい」と決まり文句を言って
FA宣言して他のチームと交渉をします。
FAと人的補償についてさらに詳しく解説します。
まずFA宣言する選手の年俸が前チームの何番に当たるかがポイントです。
Aランク:上位3位まで
Bランク:4位~10位まで
Cランク:11位以下
FA宣言した選手を獲るチームはここが重要で
AランクやBランクの選手を獲得する場合は
人的+金銭 or 金銭
の保証が必要になります。
Aランク | Bランク | Cランク | |
金銭 + 人的 | 旧年俸の0.5倍 人的:1名 | 旧年俸の0.4倍 人的:1名 | 補償なし |
金銭のみ | 旧年俸の0.8倍 | 旧年俸の0.6倍 |
ここまで考慮してFA選手の獲得に動きます。
この時の人的補償ですが
前球団は後球団に対してプロテクトのリストを渡します。
どういう事かと言うと
支配下登録の選手のリストから
この人はダメ、という人を28人選びます。
このプロテクトから漏れると
FAの人的補償で他チームに移籍する可能性があるんですね。
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FAの人的補償で得をしたチーム
これはFA宣言した選手には申し訳ないのですが
結果的に人的補償で移籍した選手の方が活躍した例です。
・一岡竜司 (巨人→広島) 大竹寛
・脇屋亮太 (巨人→西部) 片岡治大
・赤松真人 (阪神→広島) 新井貴活
人的補償で移籍した選手って
気持ちの持ち方次第で活躍は可能なんです。
選ばれた選手なんですよ。
うちに来て下さいと言われて行くので
むしろ光栄と捉えて頑張れる選手もいるのです。
変な話ですが
人的補償で行く選手より
FA移籍する選手の方が年俸は圧倒的に高いです。
そこで卑屈になる必要なんか全くありません。
なんせ
選ばれて行くのですから。
まとめ
毎年当たり前のようにFA移籍、人的補償が行われています。
プロの世界なので当たり前と言えば当たり前ですが
人身売買のような切ない気持ちになる時もあります。
しかしそこは前向きに捉えて
選ばれた選手として胸を張って
新しいチームで頑張っている姿が美しいのです。
おわり
最後までお読み頂き
ありがとうございました。