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メジャーでの戦力外通告→ウェーバー→トレードについて解説

投稿日:

戦力外通告

geralt / Pixabay

こんにちは
でこぽんです。

2018年5月18日
マーリンズの田澤純一投手が今季の不振より
戦力外通告を受ける事になりました。

その後、ウェーバーに掛けられるのでしょうが
この辺の流れが日本には無い流れなので
分かり易く解説します。

こんな方におすすめ

  • ウェーバーの意味を知りたい人
  • シーズン中の戦力外通告って意味が分からない人

田澤純一投手の場合で解説

冒頭でも書きましたがマーリンズの田澤純一投手が戦力外通告されました。
メジャーではシーズン中の戦力外通告は良くあることですが
可能性が閉ざされた訳ではありません。
そこら辺を解説していきます。

予備知識として
メジャーには25人枠と40人枠というのがあります。

25人枠:メジャーの試合に常に出れる人(ベンチ入りの選手)
40人枠:25人枠の選手を含むメジャー支配下選手

※40人枠の人で25人枠を外れている選手は
マイナーの試合に出て呼ばれるのを待っています。

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田澤投手はメジャーの試合に出ていたので
この25人枠に入っていた事になります。

普通に考えると25人枠から外れて40人枠に回り
マイナーで調整して調子が上がれば25人枠に入ればいいと思います。

これは日本のプロ野球の場合でメジャーではそうはいかないのです。

なぜなら田澤投手はメジャー在籍期間が5年以上の選手なので
マイナー降格(25人枠→40人枠)の拒否権があるのです。

この場合、チームは40人枠からも外すか故障者リストに入れて
40人枠に空きを作るしかないのです。

田澤投手の場合はこの40人枠から外されてしまったのです。

戦力外通告後の選択肢

この40人枠から外す事をDFA(Designated For Assignment)と言います。

DFAになった選手には7日以内に
ウェーバー公示、トレードのいずれかの手続きが取られます。

ウェーバー公示

田澤純一投手の今年の年俸は約7億7千万です。
この契約と他球団が引き継いで田澤投手を獲得する事です。

トレード

所属球団(マーリンズ)と他球団が交渉して選手交換が成立する事。

ウェーバーやトレードが成立しなかった場合は
マイナー降格、自由契約、引退のいずれかになります。

マイナー契約は田澤投手とマーリンズが改めて
マイナー契約を結ぶ事です。
この場合、今より雇用条件は確実に悪くなります。
田澤投手はこれを拒否する権利も持っています。

マイナー契約を結ばない場合は自由契約となり
他球団との交渉です。
田澤投手が他チームとメジャー契約を結べる可能性は低いでしょう。

そうなるとマーリンズかどこかのチームとのマイナー契約になるでしょうね。

日本には戻ってこないの?

ここです。

これが今回のネックとなっている部分です。

田澤ルール

田澤投手は2008年、日本のプロ野球からのドラフトを拒否し
直接アメリカに渡りメジャーリーガーになりました。
日本球界はこれを良しとせず
日本のプロ野球のドラフトを拒否し海外のプロ球団を契約した選手は
海外球団を退団後一定期間(大卒、社会人は2年間・高卒は3年間)
日本球団と契約が出来ない。

ようするに
田澤投手が今回メジャーを引退して日本の球団に戻ろうとしても
上記ルールから2年間は日本球団と契約が出来ないのです。

大谷翔平選手が日ハムを経ずにメジャーに行っていたら
このルールに引っかかってしまいます。

まとめ

メジャーでシーズン中に戦力外通告を受けた場合を
田澤投手の例に説明してきましたがいかがですか。

日本とはかなりルールが違うので理解しにくい部分もありますが
こういうのも知ってるとメジャーの楽しみ方が倍増します。

おわり

最後までお読み頂き
ありがとうございました。

 

 

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